2025年9月の記事一覧
あなたのチラシは大丈夫?チラシ制作で気を付けたい著作権
チラシ制作において、写真や画像を使用することはチラシを魅力的にするうえで欠かせません。しかしその選び方を間違えると、「著作権法」に触れてしまう可能性があります。チラシ制作をするときに気を付けたい、著作権の基礎知識を解説します。
著作権とはどんなもの?
著作権という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、それが何なのかを詳しく説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。
著作権とは「知的財産権」に含まれる法律上の権利のことであり、著作物を創った人の権利を守る目的で定められています。
例えば写真やイラスト、キャラクターやキャッチコピーなど、人が創ったものを他者が無断使用することは禁止されており、作品の権利は創作者に与えられます。
著作権はプロやアマチュアなど問わず、創作物を創った人すべてに、著作物が創られた時点で自動的に付与されます。
そのため意図せずとも他者の写真やイラストなどを無断で使用してしまうと「著作権侵害」として罰則が科せられたり、著作権トラブルに発展したりする可能性があります。そのため自分が創作していない写真や画像を使用する際には、十分注意しなくてはなりません。
チラシ制作をするときに注意すべき著作権
チラシ制作をするとき他社のデザインを参考にしたり、写真やイラストを載せたりすることは多々あるかと思います。しかし知らないうちに著作権侵害に当たる行為をしてしまっているケースも。チラシ制作で注意すべき、著作権のポイントをご紹介します。
著作権が該当する著作物
チラシ制作で写真やイラストを使用することはごく一般的ですし、目を引くチラシにするためにも重要な要素となります。しかし以下のものには著作権があるため、扱う際には注意が必要です。- 写真
- イラスト
- キャラクター
- キャッチコピー
- ロゴのデザイン
- チラシデザイン
- チラシ内の文章(商品の説明など)
インターネットの写真や画像には要注意!
インターネット上にはたくさんの写真やイラストなどの画像が掲載されています。その中から自社のチラシのイメージに合ったものを探すことは簡単かもしれません。しかしインターネット上に掲載されている作品すべてには著作権があるため、使用する際には注意が必要です。
インターネット上の画像を使用するためには、次のような選択肢があります。
- 「フリー素材」と書かれているものを使用する
- 有料の画像サイトで購入する
- 著作権利者に連絡し使用許可をとる
誰でも自由に利用できるとされている「フリー素材」であっても、商用に使用することはNGの場合もあります。商用目的で使用するときには、その画像が商用利用可であるかを確認しましょう。また画像の使用は可能であっても、画像を加工することはNGの場合もあります。それらの条件は著作権利者によって異なるので、事前によく確認しておきましょう。フリー素材であっても、撮影者名や取得元情報など使用元を掲載するとより安心です。
キャラクターの二次創作もNG
キャラクターを無断で使用することはNGですが、キャラクターを真似て自分で描く二次創作も、著作権法ではNGとされています。
キャラクターの一部だけの改変や、特徴が分かるものを使用するだけでも著作権侵害に当たる可能性があるので、チラシに使用するのは避けましょう。
また有名なキャラクターを使用する場合は著作権は創作者だけでなく、企業にも使用権がある場合があります。そのためキャラクターを使用する際には、それらの複数の著作権者に確認をとる必要があります。
チラシの文章にも要注意!
写真やキャラクターだけではなく、文章も著作権の対象物となるため注意を払いましょう。
一般的な会話に使われるフレーズや、「いらっしゃいませ」などのような商用によく使われるような表現は、著作権の対象から外れます。
しかし商品の説明文など、他者が書いたものをそのまま無断転載するのは著作権侵害に当たります。どうしても使用したい場合は引用しましょう。
著作権法を違反するとどうなる?罰則はある?
著作権を侵害すると、民事上と刑事上の罰則が与えられる可能性があります。どのような罰則があるのでしょうか。
民事上の罰則
著作権の権利者は、権利を侵害した者に対して次のような請求ができます。
- 侵害行為の差止請求(権利を侵害したチラシの配布中止・廃棄、デザイン等のデータの廃棄など)
- 損害賠償(権利者が被った損害に対する賠償金の支払いなど)
- 不当利益の返還請求(制作したチラシによって生じた利益の返還など)
- 名誉回復措置(訂正記事の制作、謝罪広告など)
これらの請求に対し侵害者側が適切な措置を行わない場合、民事裁判における使用差止請求や損害賠償請求などを行うことができます。
刑事上の罰則
刑事手続での罰則には、以下のようなものがあります。
- 「著作権法の権利侵害罪」著作権法119条1項より、10年以下の懲役、および1,000万円以下の罰金のいずれか、あるいは両方が科せられます。
- 侵害者が法人であった場合、著作権法124条より、3億円以下の罰金刑が科されます。
チラシでよくある著作権トラブル事例
チラシは身近な販促ツールですが、気づかないうちに著作権を侵害してしまうケースが少なくありません。実際にどのようなトラブルが起きやすいのか、トラブル事例を紹介します。
他社のチラシデザインをそのまま模倣する
チラシのデザインには創作物としての著作権があります。「デザインが素敵だから」と、他社のチラシをほぼそのまま模倣してしまうのは、著作権侵害に当たるのでやめましょう。
インターネット上の写真を無断で使用する
インターネット上の画像は基本的に誰かの著作物であり、無断利用は著作権侵害にあたります。そのため無断で使用するのはNGです。
アニメキャラクターを載せて配布する
子ども向けのイベントやキャンペーンで、人気アニメやゲームのキャラクターをチラシに載せる例があります。しかし、キャラクターには著作権や商標権があり、権利者の許可なしで使用することはできません。特に商用利用では大きなトラブルにつながりやすいのでやめておきましょう。
著作権トラブルを防ぐためのチェックリスト
著作権トラブルが起きてしまうと、「知らなかった」では済まされないケースもあります。あらかじめトラブルが発生しないように、次のことをチェックしておきましょう。
- 使用する素材の「利用規約」を事前によく確認しておく
- チラシに使用する画像などは、商用利用可のフリー素材を選ぶ
- 所有者が不明なものは使用しない
- オリジナルの写真やイラスト、文章などを積極的に使う
- 不安な場合は制作会社や専門家に確認する
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ポスティングの反響率を上げたい方に以下の記事も読まれています!
マンションにチラシはNG?ポスティングできる集合住宅の見分け方
マンションのような集合住宅は、住居が密集しているため効率的にポスティングできます。一方でチラシ投函を禁止している物件も多く、その対応には注意が必要です。ポスティングがOKかどうかはどのように見分ければよいのか、また注意点なども解説します。
マンションへのポスティングのメリット
「チラシの投函禁止」とされているマンションが多くある一方で、わざわざマンションへポスティングするのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ターゲット層が絞りやすい
マンションは戸建て住居に比べ、ターゲットを明確に絞ってアプローチしやすいというメリットがあります。
例えばワンルームマンションの場合などは単身者が多いため、宅配サービスや飲食、クリーニングなどのチラシが効果的です。またファミリー層向けのマンションでは、学習塾や子ども向け教室、不動産などと相性がよいでしょう。
このようにマンションは住民層が絞られやすいため、効率よくターゲットに情報を届けることができます。
効率的に投函できる
マンションは1 棟に数十〜数百戸あるため、短時間で大量に投函することが可能です。一軒家に1枚ずつ配るよりも、時間や手間がかからず効率的に宣伝することができます。
マンションにポスティングはNG?
近年、新築マンションや高級マンションなどでは、チラシの投函を禁止する物件が増加しています。その背景にはチラシによるゴミ問題や、チラシ配布を装った不審者がマンション内へ侵入することを防ぐ防犯上の理由などがあり、セキュリティを強化しているマンションへのポスティングはNGとなっています。
特にエントランスやポストに「チラシの投函禁止」「関係者以外立入禁止」と掲示してある場合には、クレーム
の原因になるため絶対にやめましょう。
とはいえ一律に「マンション=ポスティングがNG」というわけではなく、その建物ごとにルールが異なります。判断が付きにくい場合は、管理会社などに確認してみましょう。
ポスティングできる物件のポイント
「チラシの投函禁止」「チラシお断り」などの張り紙がない場合など、ポスティングをしてよいのか迷うところでしょう。次のようなケースではポスティングがOKな場合が多いので、参考にしてください。
「チラシの投函禁止」などの掲示がない
マンションの入り口やポスト周辺に、「チラシの投函禁止」などの掲示物がないかを確認しましょう。掲示されている場合はいかなる物件であっても、投函はNGです。
すでにチラシが投函されている
すでにポストにチラシが入っている場合は、ポスティングがOKだと判断する目安となります。
集合ポストが建物の外に設置されている
集合ポストが建物の外に設置されており、外部から投函できる位置にある場合はポスティングOKなケースが多いでしょう。
オートロックではない
マンションがオートロックでない場合、セキュリティもそこまで厳しくないため、チラシ投函への規制も厳しくないことが多いでしょう。
管理人が常駐していない
管理人がいない、もしくは不在時間があり常駐していない場合は、投函可能なことが多いでしょう。管理人がいる場合でも、許可を取れればポスティングできるケースもあります。
管理会社・オーナーの許可を得ている
管理会社やマンションのオーナーに事前に許可を得ることでポスティングOKとなるケースもあります。トラブルを避けるためにも、事前に確認するとよいでしょう。
ポストに鍵がついていない
チラシを禁止しているマンションでは、ポストに鍵を付け「チラシ禁止」の意思表示がなされています。そのためポストに鍵がついていない場合は、チラシ投函に対しそこまで厳しくないという判断ができます。
ゴミ箱が設置してある
エントランスやポストの周辺にゴミ箱が設置されている場合、ポスティングOKなことが多いでしょう。これはマンション側がチラシの投函があることを想定しているということでもあります。
築年数が長い
築年数が長いマンションは、新築マンションに比べてセキュリティ面が厳しくないケースが多く、ポスティングできるケースが多いでしょう。住民もチラシ投函に慣れているので、大きなクレームにつながりにくい傾向があります。
ポスティングするときはマナーを徹底しよう!
ポスティングはただでさえ、クレームが起きやすい宣伝方法と言われています。そのためポスティングするときには、マナーを徹底しましょう。
- 管理人に許可をとる
- ポストからはみ出さないよう投函する
- 床に散らからないよう気を付ける
- 住民に会ったら挨拶をする
- 清潔感のある服装をする
- 雨天時にはほかの郵便物を濡らさないように注意する
- 早朝や深夜のポスティングは不安を与えるので避ける ・
マンションへのポスティングでトラブルになるケースに注意
マンションへポスティングをする際に、どのようなトラブルが発生しやすいのでしょうか。注意点を解説します。
オートロック付きのマンションに入ると不法侵入になる
高級マンションや新築マンション、タワーマンションなど、オートロックの付いているマンションには勝手に入らないようにしましょう。 例えポスティング目的であったとしても、オートロック付きのマンションに許可なく入ると不法侵入にあたる可能性があります。警察に通報されることもありうるので、決して許可なく入らないようにしましょう。
何度もポスティングするとクレームの原因に
一度チラシを断られているにもかかわらず、何度もポスティングをするとクレームの原因になります。場合によっては住居侵入罪にあたる可能性も。一度注意を受けたら、必ずやめるようにしましょう。
エントランスが散らかりクレームの原因に
マンションの住民の多くは、チラシをあまり見ず捨ててしまいます。そのためエントランスのゴミ箱がいっぱいになり、散らかりやすくなります。またポストの奥までしっかり入っていないチラシが床に落ちる、ポストからチラシがはみ出していて見た目が悪い、盗難やのぞき見のきっかけになる、ということが懸念されます。投函するときはしっかりと奥まで入れるようにしましょう。
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「ポスティングを検討している」「どんなチラシなら反響率がアップするのだろうか」と迷われたら、一度日本ポスティングセンターにご相談ください。
チラシの反響率にこだわった豊富なノウハウで、読み手の心に刺さるチラシ作りのお手伝いをいたします。
またチラシ制作以外でも、ポスティングの単価や配布エリアのご提案まで、ご案内しています。
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