夏のポスティングで熱中症を防ぐ!現場で実践すべき5つの対策
投稿日:2025.08.04
夏は気温や湿度の上昇が著しく、屋外で長時間ポスティング作業をする際には熱中症に注意が必要です。熱中症はどのようなときに起きてしまうのか、また予防するためにはどうしたらよいのかなど、熱中症を予防する対策をご紹介します。
熱中症とは?
暑い季節になるとよく耳にする熱中症ですが、どのような原因で、どのような症状が引き起こされるのでしょうか。
普段人間は、体温が上昇すると発汗をしたり、皮膚から放熱したりして体温を調節する働きがあります。しかし高温多湿な環境に長時間いることで水分や塩分が不足し、体温調整機能がうまく働かなくなってしまいます。体温が調整できないと体内に熱がこもってしまい、その結果さまざまな症状を引き起こします。
熱中症の主な症状としては、めまいや倦怠感、頭痛、吐き気などがあげられます。そのほかにも筋肉痛や筋肉の痙攣、体がだるい、力が入らない、体の火照り、水分補給ができないといった症状が起こることもあります。
特に水分補給ができない場合は危険な状態なため、すぐに医療機関へ受診するようにしてください。重症化すると意識障害や命の危険に及ぶことがあります。
熱中症が起こりやすい要因
熱中症を引き起こしやすい要因には、次のようなものがあげられます。
・直射日光、高温下での長時間の作業
直射日光が当たる場所や高温な環境での長時間の作業は、熱中症のリスクが高くなる傾向があります。
・湿度が高く、風のない環境
高温だけでなく多湿の場合にも注意が必要です。湿度が高く風がない環境では、汗が蒸発しにくく、体内に熱がこもりやすくなります。
・水分不足や栄養不足
水分はもちろん、栄養が不足しているときにも熱中症は起こりやすくなります。そのため食事はしっかりとってから作業に臨みましょう。
・睡眠不足など免疫が落ちているとき
睡眠をしっかりとれていないと、免疫が低下しやすくなります。また体調不良など免疫が落ちているときは、熱中症のリスクが高まるので注意が必要です。
・暑さに慣れていない時期
初夏や梅雨などの時期は、まだ体が暑さに慣れていない状態です。そのため急な気候の変化に体が対応できず、熱中症を引き起こしやすくなります。
・高齢者
高齢者は水分不足の感覚機能や、体温調整機能が低下する傾向があります。そのためのどの渇きが感じにくく、熱中症を発症しやすくなってしまいます。
熱中症対策
熱中症を予防するためには、自分自身で意識的に対策をすることが重要です。ポスティング作業をするうえで自分でできる、熱中症を予防する対策をご紹介します。
①時間帯の工夫
夏の日中は厳しい暑さになりますが、朝方や夕方は比較的涼しい時間帯になります。この涼しい時間帯にポスティングをするのがおすすめです。正午〜15時は日差しが強く、気温も上昇するので、作業するのは極力避けましょう。
②服装と装備
服装や装備を工夫するだけで、体温の上昇を防ぎ安全に作業することができます。
・帽子、日傘
頭部は体のなかでも熱がこもりやすい部位です。そのため帽子は必ずかぶって作業するようにしてください。
帽子をかぶることで、直射日光から頭を守り、頭頂部の皮膚温度の上昇を3~4度抑えることができるといわれています。特に通気性のよい素材の帽子であれば、熱や汗を逃がしやすくなります。 黒は熱を吸収しやすくなるので、明るい色や通気性のある素材のものを選びましょう。またツバが大きい帽子が効果的です。
また日傘は紫外線を遮るだけでなく、遮熱する機能のものもあります。帽子よりも広い範囲を日光から遮ることができるので、体温の上昇を防ぎ、熱中症予防にも効果を発揮します。ポスティング作業をする際に日傘を持つことを煩わしく感じる人もいるかもしれませんが、使用することで熱中症のリスクを低減してくれます。
・通気性のよい服
熱中症を予防するためには、ゆったりとした通気性のよい服を着ることが基本です。服と体の間を風が通ることで、人は涼しく感じます。ピタッとした密着性の高い服は熱がこもりやすいのでおすすめできません。
速乾性や吸水性の高い生地であれば、汗をかいてもすぐに蒸発でき体温を下げやすくなります。また快適に作業をすることができるでしょう。
・ネッククーラー、冷感タオル
熱中症を予防するために、首を冷やすことは非常に効果的です。首の付け根には大きな血管があるため、首を冷やすことで全身を巡る血液を効率的に冷やすことができます。その結果、上昇した体温を素早く下げることができ、熱中症を予防することができます。
首を冷やすアイテムにはネッククーラーや保冷剤、濡らすだけで冷たくなる冷感タオルなど、さまざまなものが販売されています。自身で使いやすいものを探してみてください。
・モバイル扇風機、空調服
モバイル扇風機やファン付きの空調服を装備するのも、涼しく作業ができておすすめです。
③水分・塩分補給
熱中症を予防するためには、水分をこまめにとることが大切です。のどの渇きを感じたときには既に水分が不足している状態であるため、のどが渇く前に水分を摂取することを心がけましょう。 また汗をかくと、水分だけでなく塩分も失われてしまいます。そのため塩分の摂取も忘れてはいけません。水や麦茶などには塩分は含まれないため、スポーツドリンクや経口補水液、また塩飴やタブレットで意識的に塩分を補給しましょう。
④こまめに休憩する
ポスティング作業中も、こまめに休憩してください。コンビニや公園、日陰など、休憩できる場所を確認しておくとよいですね。また体調に異変を感じたら、無理をせず作業を中止することも大切です。安全を第一に考えましょう。
⑤暑さ指数(WBGT)によって作業中止基準を設ける
ポスティング作業において熱中症の症状がでてしまった場合でも、個人の判断では「あと少し配りきりたい」などと無理をしてしまうケースがあるかもしれません。 ポスティングスタッフが無理をしないためにも、暑さ指数(WBGT)を用いるなどして作業を中止する基準を設けましょう。
暑さ指数(WBGT)とは熱中症の危険度を判断するための数値として用いられており、次のような基準が設けられています。
暑さ指数(WBGT)
- 31℃以上:危険(運動は原則中止、積極的に水分補給をする)
- 28℃以上31℃未満:厳重警戒(外出はなるべく避ける、運動をするときは10~20分おきに休憩、水分・塩分を補給する)
- 25℃以上28℃未満:警戒(運動や激しい作業をする際は30分に一度を目安に休憩、水分・塩分を補給する) 25℃未満:注意(熱中症になる危険は少ないが、運動や作業の合間に積極的に水分・塩分を補給する)
チラシのクライアントやポスティングスタッフ間でも、作業を中止にする基準を共有しておきましょう。
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