2023年3月の記事一覧
【ポスティングと新聞折込】効果の違いを徹底比較！
チラシを配る宣伝方法のポスティングと新聞折込。似ているようで効果が異なる、双方の違いを解説します。それぞれのメリット・デメリットに合わせて、よりチラシの効果を高める宣伝活動の参考にしてください。
ポスティングと新聞折込の違い
ポスティングと新聞折込では、チラシの配り方はもちろん、効果の出やすいターゲット層も異なります。メリット・デメリットとともに、どういったケースでどちらを選んだらいいのか、それぞれの特徴を解説します。
ポスティングのメリット・デメリット
ポスティングとは、チラシをマンションや戸建てなどのポストに一軒一軒入れて配る宣伝方法です。丁単位や建物単位でエリアを指定できるため、よりピンポイントにターゲット顧客にチラシを配ることができます。また住居形態を問わず、狙ったエリアにまんべんなく投函することも可能です。どんな年齢層に対してもアプローチできるという強みがあり、特に若い層に効果が高いとされています。過疎地域のような人口の少ないエリアには配布できない場合があるので、集合住宅エリアに適した宣伝方法といえます。配布できるチラシの種類は幅広く、ポストに入るサイズであれば冊子やポスター、はがきや名刺サイズ、マグネット広告や試供品付きのものでもOKです。ノベルティを付けたり、デザインを工夫するなどしてインパクトを持たせることができます。
一方でデメリットとしては、一軒一軒手作業で投函するため一度に大量配布することは難しく、配布スピードも遅くなるという点があげられます。また天候に左右されやすく、チラシが濡れてとクレームにつながりやすいため配布日が延期されることもあります。投函禁止の家に誤って投函してしまう、チラシがくしゃくしゃで投函されていた、などのクレームが発生することもあるので、委託するポスティング会社選びには注意が必要です。
新聞折込のメリット・デメリット
新聞折込は新聞にチラシを折り込んで配布する宣伝方法です。新聞の配達と一緒に配布されるので、1日で広範囲に配ることができます。雨の日にもビニールで覆われて配達されるので濡れる心配がなく、束ねて配布されるのできれいな状態で見やすいというメリットがあります。またコストはポスティングに比べ安く、スーパーの特売日や週末のイベントの告知など、スピード感を重視して宣伝したい場合におすすめです。
一方でデメリットとしては、大まかなエリアは指定できますが、ポスティングのように細かいエリアの指定はできません。また他のチラシと一緒に配達されるので、他のチラシに埋もれてしまう可能性があります。また新聞を購読していない層には届けることができないので、購読者の多い中高年層には効果的ですが購読が少ない若い世代の層には不向きです。配布できるチラシの種類は紙のみと制限があり、サイズによっては新聞社に断られるケースもあります。
コスト面の比較
チラシのサイズや紙質、配布エリアによってもコストは変動しますが、新聞折込のほうが比較的安い傾向があります。新聞折込の場合1枚3～5円と言われていますが、ポスティングでは1枚につき3～9円と割高になります。試供品などを付けるとさらに高くなるので、あらかじめ見積もりでしっかりと確認しておくとよいでしょう。
ポスティングと新聞折込の反響率・効果の違い
ポスティングと新聞折込の効果や反響率は、チラシの内容や業種、配布する曜日などによっても左右されるので一概に比較はできません。しかしあくまでも一般的な目安として、ポスティングの方が反響率はよい傾向があります。それは細かくターゲット顧客を絞れるという点と、ポストに投函することで必ず手に取ってもらえるという点です。
例えば不動産の内覧会のチラシの場合、新聞折込は3万部の配布に対し1件の来場があるのに対し、ポスティングは1万部の配布で1件の来場があるといわれています。ポスティングチラシはちらっと見ただけで捨てられてしまうかもしれませんが、何度も繰り返しポスティングすることで、潜在的に商品やサービスの存在を認知してもらえるようになります。
また新聞折込の場合、チラシはあくまでも新聞の付属のものとして全く見ない人もいるでしょう。また土曜日のようなチラシが多い日には、他のチラシに埋もれてしまうこともあります。他のチラシに埋もれてしまわないよう、チラシの少ない日を選ぶなど工夫することで、反響率を高めることができるでしょう。また日常的にチラシをチェックしている主婦層には新聞折込の反響は期待できます。
ポスティングと新聞折込 それぞれの向いているケース
ポスティングと新聞折込は、業種やサービス内容によってどちらが適しているかが変わります。
例えば老人ホームや霊園、家のリフォームなどは高齢者層がターゲットとなるため、新聞折込のほうが向いているでしょう。また年齢を問わず幅広いターゲットを対象とするスーパーマーケットや家電量販店のチラシは、入稿直前まで価格が変動することがあるので印刷から配布までのスピードが速い新聞折込のほうがよいでしょう。
そしてポスティングは、不動産や飲食店、デリバリーやヘアサロンといったサービスが向いています。不動産の約8割は、物件の位置から半径2km以内で決まると言われています。そのため物件にあわせ範囲を絞って配布できるポスティングが向いているでしょう。また飲食店やヘアサロンなど、地域密着で若い人向けに知名度を上げたい場合にもポスティングは向いています。デリバリーのような全世帯向けのチラシも、幅広い層に配布できるので効果が期待できるでしょう。
先述もしたとおり、新聞折込のほうが価格を抑えることができます。価格を抑えながら、スピード感を持って広範囲に配布したい場合に新聞折込はおすすめです。またポスティングは割高にはなりますが、ターゲットを的確に狙ったアプローチができるので、チラシを無駄にばらまくことなく反響を獲得しやすいという面もあります。 ポスティングも新聞折込も、それぞれのメリット・デメリットがあります。自社のサービスはどちらが合うかを、総合的に判断してみてくださいね。
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【チラシデザインの基本】配色で効果的なチラシを作るポイント
チラシ作りの重要な要素のひとつに「配色」があります。配色のバランスによってチラシを読みやすくするだけでなく、読み手にアピールしたい内容やイメージを伝えやすくします。チラシをより効果的なものにする、配色の選び方をご紹介します。
配色の効果と重要性
色は無意識のうちにチラシの印象を左右し、人の気分や行動にも影響を与える効果があります。「どのようなターゲットにどう感じてもらいたいか？」をしっかり設定したうえで、チラシの配色を決めましょう。配色の効果と、チラシの種類ごとの使い方をご紹介します。
赤色
赤色はエネルギーや力強さ、情熱や愛などを連想させる色であり、心拍数の上昇や気分の高揚、血圧上昇を促す効果があります。視線を引く目立つ色であり購買意欲を刺激するので、セールやイベントのチラシ、キャッチコピーを目立たせたいときに使うとよいでしょう。食欲増進の色でもあることから、飲食店のチラシにも向いています。
黄色
黄色は太陽や光などを連想させるポジティブな色です。元気が出て楽しい気分にさせてくれる一方で、目立つことから警告をする場合にも使われます。学習塾チラシ、子供向けイベントチラシ、新規オープンチラシなどに向いています。
青色
青色は空や海など、自然を連想させる色です。思考力や集中力を高め、気持ちを穏やかにする効果があります。また信頼や安定、誠実さを感じさせるため、会社のロゴや警察官の制服などにも用いられています。チラシでは飲料水、水道工事、金融機関などに向いています。
緑色
緑色は木や森など自然を連想させる色で、リラックス効果や癒し効果のある色です。健康的なイメージがあるため、健康食品や食品系のチラシと相性がよいでしょう。またリラックス・リフレッシュを連想させる色なので、マッサージや整体、エステサロンのチラシにも向いています。
黒色
黒色は高級感を感じさせ、ラグジュアリーで落ち着いた印象を与えます。また気持ちを引き締める効果がある一方で、威圧感や不安感を与える色でもあります。高級マンションや高級飲食店などのチラシに向いていますが、敷居を高く感じさせ人が入りにくくなってしまうこともあります。
配色3つのルール
チラシをつくる際、あちこち目立たせようとついつい色を使いすぎてしまうことがあります。色が多すぎるとどこが重要なのか分かりにくく、ターゲットに読む気を失わせてしまいます。スッキリ見やすいチラシを作るためにも、知っておきたい配色の基本ルールを解説します。
ルール1 「70：25：5」の比率
チラシの配色は3色に決めて使い分けるとバランスがよくなります。70%を占めるベースカラー、25％を占めるメインカラー、そして５％を占めるアクセントカラーを決めましょう。
ベースカラーは最も面積が広く、背景の色などに使われます。そのため白や薄い色などがよく馴染むでしょう。
メインカラーはロゴやキャッチコピーなど目立たせたい文字に使います。チラシの主役になる色なので、ターゲットの好みそうな世界観や色合いをイメージして選ぶとよいでしょう。
そしてアクセントカラーは、特別目立たせたい箇所に使います。メインカラーと真逆の色にすることで、メリハリが効いた印象になります。この「70：25：5」の比率を知っておけば、見た目がスッキリし読みやすいチラシになるのでぜひ意識してみてください。
ルール2 コントラストを意識
コントラストとは、異なる色同士の対比を指します。その差が大きいほどコントラストが際立ち、チラシ全体にメリハリがでます。背景が薄い色であれば、文字はその反対の濃い色にしましょう。
さらに明度と彩度を上げると、よりハッキリと読みやすくなります。明度とは色の明るさを表し、彩度とは色の鮮やかさを表します。いずれにせよ文字が背景と同化しないようコントラストを意識することで、読みやすく伝わりやすいチラシになります。
ルール3 多色使いに注意く
配色は3色、多くても5色までに絞りましょう。商品の魅力を伝えようとつい色を多く使いたくなりますが、色が多すぎるとごちゃごちゃした印象になるので注意が必要です。もし色を増やしたい場合は類似色、または無彩色（黒・白・グレー）にすると馴染むでしょう。色を厳選することでより統一感のある、洗練された印象になります。
チラシの配色でチェックしたいポイント
統一感のあるチラシの作りでは、配色のバランスだけでなくチラシの内容と色のイメージが合っているかどうかも重要です。内容と色のイメージがずれていないか、チェックするポイントを解説します。
業種に合った色使いか
業種や業態によって、しっくりくる配色はおおよそ決まってきます。例えば飲食店の場合、寒色系は食欲を減退させる効果があるので避けたほうがよいでしょう。赤やオレンジといった食事をおいしそうに見せてくれる配色がおすすめです。また明るい配色であればカジュアルなレストラン、黒や茶色といった濃い色は料亭や高級レストランとった具合に、色の選び方によってお店の格式を表現することもできます。
ほかにも青は信頼感や誠実さを印象付けるので、銀行や保険会社、士業や専門サービスといった業種のイメージに合うでしょう。
緑は優しくナチュラルな雰囲気を与えるので、健康食品や整体、介護系サービスなどの業種と相性が良いでしょう。
このように商品やサービスの内容にふさわしい配色選びをすることで、よりチラシの内容が伝わりやすくなります。逆に合わない色を選んでしまうとチラシの効果を半減させてしまうので注意が必要です。
ロゴやコーポレートカラーに合っているか
一目見ただけで「この色といえば○○」と連想させるほど、色にはインパクトがありイメージを印象付ける力があります。そのため商品のロゴや企業のコーポレートカラーは、色そのものがブランドとして認識されるとても重要なものです。
どんな配色にすればよいか迷った場合は、社風やコンセプトなどに沿って決めるとよいでしょう。情熱や一生懸命さを伝えたい場合は赤、信頼や知性をアピールしたい場合は青といった具合に、与えたいイメージとリンクさせましょう。また競合他社と色がかぶってしまいそうなときは、トーンを変えて差別化するなど工夫することをおすすめします。
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